
製品情報
効率 / スピード / 操縦性
ヴァイパー2は、ハイレベルな大会に参加したり、高度のクロカンフライトをしたりするエキスパートパイロットに贈るワールドチャンピオンの翼です。
ヴァイパーは、世界チャンピオン、ヨーロッパチャンピオンそして国内チャンピオンとなりPPG大会の新世紀基準を作り上げ、間違いなくその当時の最も成功したグライダーでありました。
そして今日、さらに最高スピードのアップ、滑空比のアップそしてEN耐空性基準を取得したヴァイパー2がリリースされました。ヴァイパー2開発の中心となる使命は、ヴァイパーの全てを改良するだけではなく、ENのCクラスの耐空性を取得することでした。
PPGパイロットがまず気がつくのは、ヴァイパー2がリフレックス翼のようには立ち上がらないことです...それはつまり、空気の取入れが良く、びっくりするくらい効率よく立ち上がり簡単にテイクオフできるのです。フライト中、ヴァイパー2は高められた受動的安全性とダイナミック過ぎない敏捷なハンドリングでオリジナルのヴァイパーよりかなり乗りやすくなっています。ヴァイパー2のスピードと滑空比を納得するには飛ばなければ(あるいは見なければ)なりませんが、全てにおいて優れています。
特別なティップステア・システムにより翼端のトレーリングエッジをコントロールすることで加速中の操縦が可能です。これは通常のブレークを使うより安全で効率の良い旋回を可能にします。
ヴァイパー2は、何にも負けない効率、スピードそして安全性を併せ持ち、リフレックス翼の中で、間違いなくトップのグライダーです。ヴァイパー2が持つ受動的安全性および耐空証明と融合されたリフレックス翼のスピードとフリーフライトの効率は、10年以上にわたるパラグライダーのデザインとテストにより達成されたものです。
オゾンのラムエアーグライダーのデザインとテストにおける経験は、PPG界においてほとんど比べるものがないほどで、ヴァイパー2はあなた方が心から素晴らしいと感じるであろう完璧な実例です。試乗して、確認してください。
仕様
20 | 24 | 26 | 28 | |
---|---|---|---|---|
Cells | 59 | 59 | 59 | 59 |
Flat Area (m2) | 20 | 24 | 26 | 28 |
Proj Area | 17.2 | 20.7 | 22.4 | 24.1 |
展開スパン | 10.9 | 11.9 | 12.4 | 12.9 |
Proj Span | 8.7 | 9.5 | 9.9 | 10.3 |
Flat AR | 5.9 | 5.9 | 5.9 | 5.9 |
Proj AR | 4.4 | 4.4 | 4.4 | 4.4 |
ルートコード | 2.31 | 2.53 | 2.64 | 2.74 |
機体重量 | 5.2 | 5.5 | 5.8 | 6.2 |
Max speed | 57 / 67* | 57 / 67* | 57 / 67* | |
飛行重量 | For Experts | 80-105 | 95-120 | 110-140 |
EN Certification | Load Test | C | C | C |
DGAC | DGAC | DGAC | DGAC | DGAC |
素材
- ヴァイパー2はポルシェのスカイテックスエヴォリューション45で製造され、補強されたダブルハングポイントのあるオゾンパラモーターライザーが装備されています。
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デザイナーコメント
設計概要
我々の使命は、耐空証明を取得し、ヴァイパーよりさらに速く、寛容で、安定しており安心感のある、しかも滑空性能もアップし、サイズを増やした翼を作り上げることでした。多くのパラモーターパイロットがヴァイパーで飛ぶことを夢見てきました。そしてついにその夢を実現できるようになりました。
新しい特徴:
最高速度を上げ、なおかつ優れた安定性を実現するために翼型と翼厚が見直され、その結果、さらにバランスの取れたリフレックス量を採用しました。
インテークのサイズと位置が、大迎角での挙動を改善するために変更され、またより寛容性を持たせるためにブレークレンジも広くしました。
アスペクト比は、よりコンパクト感を出し、取り扱いを容易にし、あらゆる状況下での安心感のためにわずかに小さくしました。
ライン取り、ダイアゴナル構造を新しくすることで、総ライン長を23%減らし、直接的に、滑空性能のアップならびに燃料消費量の減少をもたらしました。
キャノピーの総合的テンションを見直し、AおよびDライン部分にスパン方向のテープを入れ、コンパクト感をアップし、安心して高速でフライトすることが可能になりました。
また、高速時に使用する新たな操縦システムを導入しました。原理は単純です:高速飛行中はセンター近辺のトレーリングエッジを下げるのは、揚力の発生と、希望する方向と逆のロールが出るために望ましくありません。また、高速時にセンター近辺のトレーリングエッジを下げるのは潰れの危険性が増大します(理想的には、翼型を潰れやすくせずに、ヨーの動きだけのできるだけフラットな旋回をすることです)。
新しいヴァイパー2の操縦システムは、マグネットでライザーに取り付けられた補助ハンドルを使って、翼端を介したヨー方向の旋回をします。いつでも簡単で安全に使うことができます。旋回は、クイックで、均質でとても自然です。
24,26,28の3サイズがラインアップされ、適切なサイズを選ぶことができるようになりました。
耐空証明を取得したヴァイパー2により、最高のコンペ機をより多くのパイロットに乗っていただくことが可能となりました。