テルミックマガジン、2010年4月号
スイフトでテイクオフするとすぐに実感する:スイフトはただ単に軽いグライダーであるだけでなく、「ハンドリングが超楽なフライダー」であることだ。このグライダーは、とてもきれいに、、穏やかにかつ正確に旋回することだできる。どんなリフトでも安心感のある素晴らしいサーマルマシーンだ。
さらに、注目すべきことは、このオゾンの軽量グライダーのアクセルを踏んだ時の安定性で、これは、このクラスでは非常に速い最高速度によるものだ。
オゾン・スイフトの性能レベルは、中級クラスのトップエンドにランキングされる。
スイフト―イギリス、ノザーンパラグライディングの二ールによるレビュー
スイフトはオゾンが宣伝している、「EN Bの安全性、滑空比9:1、想像も出来ない正確なハンドリング、機体重量4kg未満」は本当か?
パラグライダーでの飛行時間は数千時間に及ぶが、家族との関わりや、他の趣味とかにより以前のようには、常時飛んでいるわけではない。最近のフライトは、レクレーションとしてのクロカンで、たいていは海外でのフライトだ。馬鹿でかいクロカンハーネスと20キロ余りの道具を、山の上へ担ぎ上げる時代は過去のものとなった!
多くの軽量グライダーは性能が悪く、生地が薄く壊れやすいので、これほど軽量で安全性を備え、LTF2の性能とハンドリングと言った、マイクの話を聞いて、スイフトのSサイズを予約したのは当然のことであった。
ダンボールをあけ小さな包みを見た私は落胆はしなかった。ビニール袋をはずし、インナーケースを開けると思わずにんまりとした。このグライダーは試乗用としてノーマルライザー仕様でオーダーした(オプションで軽量ライザー仕様もある)ので、まごつくことも無く、キャノピー生地も薄す過ぎるようには見えなかった。しかし、はかりに載せると3.9キロ(インナーケースとパッキングベルト込み)を示し、オゾンの言っていることが間違いではないことを証明した。
それから数週間後にテストフライトする機会を得た。マーチンからの電話で、ホワイトストーン―テベイ近くのM6高速脇にある素晴しいエリアで飛ばないかと誘いがあった。
初めてスイフトを開いて、まず驚いたのはグライダーが壊れ易いとか薄いようには見えなかったことだ。明らかに生地は軽いが、それほど軽くはない。ラインは、ボトムラインを除き被覆無しだ。被覆なしラインはエーデルリッドの耐紫外線のものを使用しており、かなり丈夫そうだ。どこでオゾンは重量を軽くしたのか?使用生地は上面が36g/㎡、下面が27g/㎡。オゾンの軽量生地の研究は2001年のピークから始まっている。それ以来、オゾンは軽量化の道をウルトラライトシリーズやクロスアルプス向けの軽量グライダーへと継承している。軽量化に貢献しているのは素材だけではなく、リジフォイルによるリーディングエッジ補強と軽量化構造技術の融合によるものだ。
ほとんどの軽量グライダーはグランドハンドリングが容易でスイフトも例外ではない。見た目は小さく(同じ飛行重量の多くのグライダーと比較して僅かに小さい21.2㎡)、ほんの僅かな風で立ち上がる。グランドハンドリングはとても簡単で直感的、フロントライザーをくいっと引くと楽々と上がってくる。テイクオフし見上げた最初の印象は、とてもシャープでクリーン―オゾンの2009年カラーパターンは非常に目に付きかっこ良い。少々、不精なもので一番上まで担ぎ上げず―他のパイロットがソアリングしているので問題ないように見えたので、一番下からテイクオフしたが、高度を稼ぐのに苦労した。ブレークを大きく引き下げるにしたがってブレーク圧がとても高くなるスイフトは、低速が効きレスポンスが良い。
このように斜面を磨くのは旋回効率の良いグライダーでは容易だ。オゾンのトレードマークは、常にクイックで効率の良いハンドリングでスイフトのそれは申し分ない。高度を稼ぎリラックスし始めると顔が思わずほころんだ―既に私は、このグライダーを楽しみ始めており、更なる楽しみがあることを予感させていた。小さなサーマルが発生しており、スイフトでそれらを利用するのは、いとも簡単であった。僅かに体重移動し、ブレークを軽く押さえると効率良く楽々と旋回に入る。
2時間後にフェルヘッドにトップランした。マントラM3で降りてきたのは誰あろうマイク・カヴァナだった。「君だと思ったよ、ニール。スイフトだと分かったからね!」と彼は言い、2,3分景色の美しさを堪能した後、再びテイクオフし車を止めたところまで降りた。飛んで降りながら、最後にマイクとあったのは18年前同じ丘であった事を思い出した!飛んで降りるときにアクセルを全開にしてみた―スイフトは感動的な速度で加速した―GPSで52km/h。ランディングに着いた時は高度300m余りあり、少し楽しむことが出来た。エネルギー保持が良くきびきびとしたハンドリングのスイフトはウイングオーバーで威力を発揮した。ランディングでは何人かのパイロットがスイフトがかっこ良いと言っていた。
ひねくれた読者には、他の多くのレビューと同じように思われるかもしれない。しかし、これまでの私のレビューを読み返してみると、多くのグライダーの中―紙上では良く売れており、他とは違うと考えられるものから選んでいることに気がついた。したがってそれらを高く評価するのは驚くことでもない。しかしながら、スイフトはどれよりもエキサイティングだ。個々の特徴がどうこうと言うのではなく、全てがいかに良いか、全体としていかに優れているかである―性能、ハンドリング、見た目、品質、これらが全て4kgにも満たない小さくすっきりしたパッケージに詰まっているのだ。
要するに、同じような性能のグライダーはLTF2であるか、少なくも1.2kg重いか、両方であることだ!
もしあなたが20kg+のパラグライダー装備を担いでいるなら、なぜそうしているか自問する時だと思う。私はスップエアーのアルティランドXPハーネス(着脱式のポッド付)、スップエアーのエクストラライトレスキュー、そしてオゾンのスイフトを使っている。全重量は12kgだ。そう、12kg。パッケージは小さく(多くのものの半分くらい)、軽く、どんなに担ぎ挙げが厳しいエリアでも苦にならない。
結論としては、もしあなたが:
●LTF1-2に乗っている有能なクロカン/リクレーションパイロットである
●格別なハンドリングの良さが分かる
●心配のいらないLTF2性能を望んでいる
●馬鹿でかいバッグを世界中引きずりまわすのにうんざりしている
ならば、オゾン スイフトが必要です!
ニール、ノーザーンパラグライディング (http://www.northern-paragliding.com/)
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